期待理論

モチベーションに関するメカニズムを知るうえでは、もうひとつ大切な公式があります。


それはV・ブルームという人の提唱した「期待理論」というものです。

これは、モチベーションというのは「目標の魅力」×「達成可能性」この掛け算によって決まってくるというものです。

 

目標というのは、行動の動機にもなりますので魅力的でなければ、人は動き出すことすらできません。
わかりやすく言うなら、10万円の報酬と100万円の報酬では行動への喚起のされ方は違うかと思います。


また、達成可能性というのは「あと、少しで目標を手に入れられる」という感覚を生き生きと感じられる状態であり、この生々しさが行動を加速させます。
マラソンなどでゴールが近くなってくると、気力を振り絞って頑張れるというあの感覚です。

 

組織のリーダーにはモチベーションを管理するにあたって「目標の魅力」×「達成可能性」という算式をうまく使う必要があります。「目標の魅力」×「達成可能性」の算式がうまく機能すれば、モチベーションは上がっていきます。


ビジネスの場においては、多くの場合、高校野球における甲子園のように「目標の魅力」をスタッフ自ら見出すことはありません。リーダー自らが「目標の魅力」を高めてやる必要があります。
スタッフに自分達の行き先を示し、その目的地の魅力をしっかり伝え、目的地への到達の可能性を高めてやる。


リーダーはそういった努力を惜しまないことです。