関心を寄せる

リーダーシップに必要な要素として3つ目に挙げられるのは「好意を持って関心を寄せる」ことです。


人は人から受ける好意に対しては無意識のうちに、好意をもって報いたいという意識が働きます。
わかりやすく言うなら、普段から常に自分の能力を認めてくれる人、ピンチでは必ず救ってくれる人、常に期待をかけてくれる人には、なんとかして行為を通して報いたいという思いが働きます。


これはアメリカで心理学者R.ローゼンタールが行った心理学の実験でも、あきらかになっていまして「ピグマリオン効果」というのですが、

 
どんな実験かと言いますと、ローゼンタールはある小学校で、実はそのテスト自体はごく一般的な知能テストであるにも関わらず特別なテストを行ったかのごとく教師に偽って、「今後成績が伸びる生徒」と「伸びそうにない生徒」を担当教師に見せたそうです。
 
勿論、「今後成績が伸びる生徒」と「伸びそうにない生徒」という区分けもデタラメなものです。
 
ところが、半年後「今後成績が伸びる生徒」と「伸びそうにない生徒」の成績の伸びを比べたところ、「今後成績が伸びる」とされた生徒のほうが大きな伸びを示したということです。 
 
この現象は、教師が「今後成績が伸びる」とされた生徒に期待し、その期待を感じ取った生徒達がその期待に応えるべく無意識に頑張った結果だと考えられ、結果、「人は周囲から無条件に期待をされると、期待されないよりも良い成績を残す」という結論が導きだされたそうです。
人は他人の期待や関心には敏感に反応するものです。 

 

「注目されている」という意識が、人のモチベーションに大きな影響を与えるということが読み取れます。

自分の仕事に興味を持たれている、職場において自分という存在には意味がある、自分は注目されているのだという気持ちはモチベーションに大きな影響を与えます。

 

人は他人の期待や関心には敏感に反応するものなのです。